岡島瑞徳先生が教えてくれたもの

  岡島瑞徳先生との最初の出会いは10年以上前になるのでしょうか。
  その時はまだ本でしかお会いしていませんでした。宝島社から刊行されていた新書サイズの本を数冊購入していました。ちょうどアトピーとぜんそくを治すのにいろいろと探していたところで、そのころは読んでは見たもののさっぱりわからずそのままお蔵入りとなっていました。
  でもいつの日にかまた読むことになるだろう、つながるかもしれないとそのまま枕元のベットの本棚の一部となっていました。

  それが平成16年、2004年、の春の頃でしょうか、ぜんそくがひどくなり2ヶ月ほども症状が改善されていなかった頃苦しい呼吸の中で再びこの本を手にしていました。さらっとながめながら自分に良さそうなものをやってみると少しですが呼吸が楽になりました。もしかするとこれはいいかもしれないと、上京したときに出かけてみることにしていました。

  その時が来ました。初めて中心感覚研究会を訪れることとなりました。小田急線の経堂という新宿から各停でも20分かからないところにある会場。ここが始まりとなりました。
  とはいうものの岡島先生の個人指導を受けるためには公開講座に出る必要があり、今の体調からすると自分のからだには至急指導が必要でした。それで公開講座を待つまでの間に舟橋先生の個人指導を受けました。
  こうして初めて岡島先生の個人指導も受けることとなり、それ以来すっかり病みつきになったかのようにこの会の内容にはまりこんでいきました。
  平成16年の6月に会員になりました。その年はひたすら個人指導を受けるだけでした。

  岡島先生の個人指導は野口整体を基にしており、そこにおそらくはそれまでに培っていたCSヨガ、さらには黒田鉄山先生の古武術による型が加わって、かなりしっかりとした体系となって発展されているようでした。

  この4年と4ヶ月ほどの間にどれほど自分の体が変化したことでしょう。西洋医学的な検査は一切受けていませんので、西洋医学的な検証はできませんが、実感としては西洋医学的に計測できうる以上の成果が上がっていたと体の感覚では思うところです。
  実感するところとしては自分の体と自分の意識がより結びつくようになってきたことです。小さい頃からぜんそくだの生まれの一番遅かったことだので運動が大の苦手、運動音痴できていました。それだけに自分の体を使うことがとても苦手でした。そのまま大人になってしまったのは今になっては悔やまれるところではありますが、こうして岡島先生に触れるところとなれたことでそれはすっかり相殺されてしまうといっても過言ではないでしょう。
  ぜんそくによって固まってきつつあった胸の筋肉、体全体の筋肉の異常が徐々に解放されていきました。個人指導自体は15分ほどで終わってしまいますが、その効果は寝ている間に体が自ずから動かしてほぐしていくのです。これほどからだに自然な働きかけはないと思っています。ただ無理矢理にゆるめるのでもなく、体の状態を先生が肌で感じ取りながら一番効果的効率的な刺激を考慮して指導してくださる、そこには痛みはあまり感じられるところでもなく、個人指導が終わっても何をされたか思い出しきれない、そんな感じです。


  こうした指導を半年も受けていると、やはりだんだんとどうして?といった疑問が湧いてきて、何をやってどうしたらこのようになってきたのか、そうしたことが知りたくなってきました。そうして翌年度からは様々なクラスにも参加するようになりました。それは整体のクラスに限らず、岡島先生のそこにたどり着くに至った様々なクラスに反映されていきました。

  こうして整体の初等クラスに参加するようになりましたが、相当のチャレンジとなりました。全く整体の何かも分からないままに飛び込んで、教わっていることがさっぱり体で体現できないところに至っては到底のさっぱり。。でもいつの頃からだったでしょうか、、、不器用に相手の体をいじくり回して練習するのでなく、練習であっても相手の体を治すのだ、そのような気持ちで取り組むようになっていました。そうすると弱い刺激でも自分なりに変化を感じられるようになり、整体的にただしい操法ができているかどうかは定かではありませんでしたが、自分なりにまずはよしとできるものが現れてきた感じがしていきました。

  同時にヨガのクラスも参加していました。ここでは中心感覚がどういうものか、つまりは体の中心というものはどこにあるのか、どのように定めていくのか、といったところも含まれていて、これまで他でヨガのクラスを受けていたもののどれほどにいい加減なものだったか、自分がただ漫然と体をぎゅうぎゅういわせていたのが、改めて確認・変化するところとなりました。体のどこに作用させようとしているのか、そうしたところを具体的に感じて体を動かしていく、それは具体的に脊髄の何番にといった具体性まであったので、これまでにいい加減に教わっていたような他での体のクラスでやっていたことを覆し、とてもわかりやすく具体的に染み込んでいくところとなりました。

  またヨガには整体の操法を行うための姿勢や呼吸など基本的なものも含まれていたと思います。ヨガの呼吸だけではありませんでした。古武術の練法などはまさしく野口整体で野口晴哉先生が伝えきれなかった本能的な技術を頭で理解し体で実践させるために大変重要なものだったと感じます。

  また晩年、まだ今年の話しなのですが、に至っては、前年度から創体という新たな概念を作り出し、野口整体の考え方に岡島先生のこれまで培ってきた体験を加えてさらに発展させて展開させようとしていました。それは操法を行う人だけではなく、受ける方の人も共同作業をしていくといったところのものです。そこでは受ける人が自らの体を動かし自らが自らの体をより感じていく中で操法を行っていくものとなります。こうすることで操法を行う方も難しい型を行う必要性が軽減されて、より初心者的な人たちにでも容易に操法ができる、そういった特徴があるかもしれません。もちろんここでは受ける側が自分の体をより認識することができるようになり、ただ整体の操法を受けるだけといったまな板の上の鯉以上の効果が相乗的に現れてくる、そのような認識もありました。

  そして晩年、最後の2,3ヶ月に至っては岡島先生も体調を自覚されてかより気楽な雰囲気で講座に登壇されていました。また近所にできた中国茶のお店で顔を合わせるようになり、7,8月などは講座の前になるとそこに無意識に出くわし、お茶をご一緒していたものでした。この時間はちょっとした至福でした。先生とお酒でもご一緒したかったですが、そのような機会などは全くなく、お酒を飲むこともできない私にとっては、この禁煙の中国茶の空間でご一緒できるというのはまさしく最高の場所でした。

  そしてこの頃の講座は先生がご自身で感じていることだけではなく、さらには整体などのもっと根幹にある直るとはどういったことなのか、生きるとはどういうことなのか、そうしたところも伝えてくださったと思えます。




  これまでに教わったことは単なる整体やヨガや練法などといっただけではなく、生きるとはどういうことか、また人生とはどういうことか、そういったところまで教えてくださっていたように思えます。ほんとにたった4年と4ヶ月ほどの間でしたが、岡島瑞徳先生、中心感覚研究会との時間はとても貴重なものです。
  岡島先生がまだ60歳になられたばかりだったので、後20年くらいはご一緒できるものと思っていましたが、残念なことでもあります。それでも現在アメリカで受けているサイキック・カウンセリングの中で先生のことを確認してみると、とても気持ちよくあちらに行かれたということでほっとしているところでもあります。




これまでに何を受けてきたのか、一覧を作ろうとしていますが、これはまた今後アップデートしたく思います。その折りには題目に「改」の文字をいれたいと思います
平成17年度の4月からは岡島先生の初等講座、ヨガと練法
平成18年度は中等講座をとらず、ヨガの講座
平成19年度は哲学講座、後期からは新たに始まった操法講座
平成20年度は創体講座、体癖を軸に、女性のための講座、まんだら講座


岡島瑞徳先生の現在最後の新刊本、以前宝島社より発売されていた本を文庫本にして、さらに2007年11月に行われた美顔術の講座の内容をわかりやすいところを加えたものに思えます。


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